48歳で認知症になった母

いつも優しくて明るくて、自慢のお母さん。
そんな母が48歳で若年性認知症を発症したあの日から、幸せだった毎日は徐々に崩れ始めました。
学校から帰宅すると、徘徊する母を捜して連れ戻したり、うまくできない排泄の後始末をする日々。
「僕がやらなきゃ家族が壊れる」と思い必死にこらえるも、自分のことすらわからなくなっている母に怒りと悲しみが湧いてきて…。
11歳にしてヤングケアラーになった著者の衝撃の実体験をつづったレタスクラブWEBで人気の連載が書籍化。

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コメント

  1. user より:

    漫画作品とは気づかずに,図書館から借りた。

    今では「ヤングケアラー」という言葉ができたが、
    この漫画ドキュメントは、介護保険も,ケアマネージャーも存在せず、ただひたすら外部には隠すような状況の時代。

    48歳という若年性アルツハイマーという病気になった主人公の母。

    時に主人公は小学5年性で歳の離れた姉は遠くに嫁ぎまだ小さな子供3人。
    兄は高校受験生。

    父は水産業を母とともに会社を立ち上げ頑張っていたが,母がアルツハイマーを煩いたった一人で二人分を頑張っていた。

    そんな状況での家族の様子や,当事者の苦しみを5年生の目を通して描く。

    漫画という形なので,すぐに読み切れる。

    今もヤングケアラーが子供であるが故に,助けをどこに求めたら良いのかも分からず,苦しんでいるのかを思うと苦しくなってくる。

    ぜひ読んでもらいたい作品だ。